本当におすすめの電動コーヒーミルについてまとめました。
「電動のコーヒーミルを買いたいと思っているけど、どれを買ったら良いかわからない。」という方の参考になれば幸いです。
結論から言えば、『カリタ ナイスカットミル(ナイスカットG)』がおすすめなんですが、用途や予算によっても選ぶ器具は変わってきます。
好みもあると思いますので、コーヒーライフのテンションが上がる器具をぜひみつけてください。
▼値段とか詳細とか気にせずまず結果を知りたいならこんな感じ(リンクをクリックすれば下の詳細に飛びます)
- 1番のおすすめ、エスプレッソは飲まない(マキネッタはいける)→ナイスカットミル
- 値段は気にしない+エスプレッソも飲みたい→みるっこ(カット式)
- 1万円以内で使い勝手が良い→デロンギ
目次
ナイスカットミル・ナイスカットG(カット式)
▼僕が持ってる前のモデル(今は高い)
▼現行モデル(3万くらいでちょうどいい)
いきなり大本命ですが、ナイスカットG(ナイスカットミル)を買っておけば間違いありません。
僕は以前のモデル『ナイスカットミル』を持っているのですが、4年間使って不満を持ったことはありません。静電気についての指摘はたまにありますが、気になるレベルではないと実感しています。
>>>ナイスカットミルレビュー
特徴(スペック)
サイズ幅 | 120mm(w)×218mm(D)×337mm(H) |
重量 | 2,3kg |
ホッパー容量(受け缶) | 50g |
カラーバリエーション | アイボリー・クラシックアイアン(グレーっぽい) ナイスカットミルはシルバー |
セット内容 | 本体・ミルブラシ |
おすすめの抽出方法 | ドリップ向き |
できないこと | エスプレッソ用の極細挽き |
豆の粉砕方法 | カット式 |
粉砕能力 | 100g/分 |
特徴 | 微粉が少ない |
価格 | 24,000円前後(2019年6月現在) |
イマイチなところ
- 現行モデルは特にない
- (昔は静電気問題があった)
現行モデルのナイスカットGは、発売当初ナイスカットミルよりもかなり高く3万円ほどで販売されていました。
ナイスカットミルよりも挽き目にムラがなったことはメリットでしたが、値段が高くなったのでナイスカットGを買うメリットはないと言われていたんですね。
しかし!!
今は2万円ほどで買えるので、コスパ面を含めても最強のコーヒーミルといえます。
というわけで、現行モデルのナイスカットGはイマイチな点は特にありません。
良いところ
- プロも使うコーヒーミル
- プロも使うのに安い!
- 挽き目が安定している
- デザインが良い
- 小型で軽い
業務用としても使われることが多いので、お店で見かけたことがある方も多いと思います。
デザインもよく軽いので家庭用としては最高ですね。
おすすめしたい方
ドリップメインで抽出している方
ナイスカットGは微粉が少なくドリップに適しています。豆の挽き目もムラがなく、とても綺麗に挽けるので間違いなくおすすめ。
極細挽きだけはできないので、エスプレッソマシンを買おうと思っている方は別のコーヒーミルを後ほど。マキネッタは細挽きなので、ナイスカットミルでOKです。
>>>ナイスカットミルレビュー
みるっこ(グラインド式・ドリップ向き)
みるっこは、2枚の刃で豆を臼のようにすり潰すグラインドタイプです。名前もデザインもかわいく部屋においてあるとインテリアとしてもすごく良さそう。
先に紹介したナイスカットミル(ナイスカットG)はカット式で微粉が少ない作りになっていますが、みるっこのグラインド式はさらに微粉が少なく、カリタ以上にプロにも好まれるコーヒーミルです。
家庭用で使われるコーヒーミルとしては1,2位を常に争っていますが、お値段は少し高め。より本格的な器具を使いたい方におすすめの一点です。
特徴(スペック)
サイズ幅 | 165mm(w)×245mm(D)×360mm(H) |
重量 | 5.0kg |
ホッパー容量(受け缶) | 200g |
カラーバリエーション | ブラック・レッド・イエロー |
セット内容 | 本体 |
おすすめの抽出方法 | ドリップ向き |
できないこと | エスプレッソ用の極細挽き |
豆の粉砕方法 | グラインド式・臼刃 |
粉砕能力 | 250g/分 |
特徴 | カット式よりも微粉が少ない |
価格 | 44,000円前後(2019年6月現在) |
イマイチなところ
- 初めて買うには値段が高いと感じるかも
- 重たい
重量面はメリットもありますが、単純に重さだけで考えると移動させるときはちょっと困りますね。
値段も長い目で見ると安いのですが、いきなり4万、5万を払うのはちょっと…と思うかもしれません。
良いところ
- 本格的なのにコンパクトな設計
- 微粉が少ない(ドリップに向いている)
- 臼刃が丈夫で長持ち(一生モノ)
- 重くてどっしりとしている
とにかく丈夫で長持ちなので、結果的に一番安く済むかもしれません。コーヒーをずっと自分で淹れるならみるっこで間違いなし。
重さはメリットでもあります。土台がどっしりとしているので、豆を挽くときにブレが軽減されますね。
おすすめしたい人
- 一生モノのコーヒーミルが欲しい方
- ドリップがメイン
とにかく丈夫で長持ちなので、ほぼほぼ買い替えを必要としません。44,000円前後を一発で出せる方には本当におすすめです。
僕も迷いましたが、予算的に2万円が妥当だったので、ナイスカットミルを買いました。
みるっこ(カット式・エスプレッソ対応)
上記のみるっこ(グラインド式)と見た目や重量などのスペックはほぼ変わりません。
- カット式
- 極細挽きができる(エスプレッソ対応)
おすすめしたい方
エスプレッソ対応なので、エスプレッソマシンを持っている方はこちらのみるっこがおすすめです。
極細挽き対応の電動コーヒーミルは貴重。
上で紹介したグラインド式のみるっこよりは微粉が出るので、ドリップメインの方は悩ましいですね。こだわるなら1台ドリップ用にハンドミルを買いますか。笑
デロンギコーヒーグラインダー(コーン式)
デロンギは汎用性が高いどんなコーヒー器具にも対応できるグラインダーです。1万円を切る低価格でエスプレッソ用の極細挽きから粗びきまで、どんな挽き具合にも対応できます。
これからコーヒーを本格的にやり始めたいけど、1万円以上は厳しいという方におすすめ。
特徴(スペック)
サイズ幅 | 135mm(w)×195mm(D)×275mm(H) |
重量 | 1.5kg |
ホッパー容量(受け缶) | 250g/110g |
カラーバリエーション | ブラック |
セット内容 | 本体・ミルブラシ・メジャースプーン |
おすすめの抽出方法 | ドリップ・エスプレッソ |
豆の粉砕方法 | コーン式 |
粉砕能力 | 記載なし |
特徴 | 14段階の挽き目に対応 |
価格 | 8,000円から9,000円(2019年6月現在) |
イマイチなところ(考えられている点)
- 軽さ(プラスチックボディ)
- 静電気問題(プラスチックボディ)
- 低速回転
ボディが簡素だと豆を粉砕するときに、ブレが起こりやすいです。さらに静電気もこのタイプだと結構出るんですね。
そのため、デロンギは回転数を下げてブレ・熱の発生を抑えています。とても考えられて作られているタイプだと思いますが、時間がかかるので少量向き。
ただ値段には適した作りだと思います。
イマイチな点と言い切るには失礼な話だと思うので、安くするために工夫されている点でもあると思っています。
良いところ
- 価格が安い
- 挽き目が均一
- 低速で熱が発生しない
14段階の挽き目に対応して8,000円前後というのは本当に安いと思います!一人暮らしには本当にちょうど良い。
デバイスタイル(コニカル・コーン式)
島根県のカフェロッソで販売されていたデバイスタイルのコーン式グラインダー。スタイリッシュなデザインで、エスプレッソ用の極細挽きまでできるタイプなので、エスプレッソマシンがある方はおすすめ。
プロの焙煎士、バリスタもおすすめされていたので僕自身気になっている1点です。
特徴(スペック)
サイズ幅 | 110mm(w)×150mm(D)×233mm(H) |
重量 | 1.3kg |
ホッパー容量 | 140g |
カラーバリエーション | ブラウン・レッド |
セット内容 | 本体・ミルブラシ・メジャースプーン |
おすすめの抽出方法 | ドリップ・エスプレッソ |
豆の粉砕方法 | コニカル式 |
粉砕能力 | 記載なし |
特徴 | ・5段階の挽き目 ・2種類のモーター |
価格 | 10,000円弱(2019年6月現在) |
イマイチなところ
- 静電気が発生しやすい
- 分解清掃が難しい
- 寿命は短い
頑丈に作られた製品というわけではなさそうなので、「とりあえず電動ミルが欲しい」という場合に買うのが良さそう。
良いところ
- モーターが2種類(低速・高速対応)
- エスプレッソ対応
エスプレッソの極細挽きに対応しており、さらに低速、高速モーターもあるので、時間があるときは回転数を下げて静電気を抑えて挽くと良いと思います。
クチコミ
Amazonでの評価は「製品としてまあまあ」という感じ。使い勝手は良いけど、モノづくりへの意識はそれほど高くない様子。
個人の見解
そこそこ良いコーヒーミルが欲しいという方にはおすすめできますが、長く使えるモノではなさそうです。
2,3年で壊れるという意見が多いのですが、1万円以下なら妥当かなとも思えます。
とりあえず電動ミルが欲しい(安い・プロペラ式)
2,000円~5,000円くらいで買える安価なコーヒーミルもあります。
僕は一番最初はこの価格帯のプロペラ式を買いました。いきなり高いミルを買うのに勇気が出なかったので、とりあえずハマるかどうかって段階で使い倒しました。
安いモノとして割り切って使える方におすすめ。
イマイチなところ
- 豆の挽き具合の段階設定ができない
- 豆の挽き具合にムラができる
自分自身この価格帯のミルを使って一番気になったのは、豆の挽き具合にムラが出ることです。
挽き具合の調整もできないので、ハンドミル(手挽きコーヒーミル)も良いかもしれません。ミルに挽め目のダイヤルがない場合は、秒数を数えて挽き具合を調整する感じになります。
良いところ
- 価格が安い
- もしコーヒーに飽きたとしても諦めれる値段
- コンパクトなので置き場所に困らない
メリットは値段や置き場所に困らないこと。入門用としてはしっかり挽けるので、十分アリだと思います。
おすすめしたい方
初心者でまだハマるかどうか自信がない方。
僕はまさにこれでした。
あまりお金をかけたくなくてプロペラ式を買ったのですが、まんまと物足らなくなって高機能なナイスカットミルを買ったクチです。笑
さらに絞って3種のスペックを比較(スマホは横にスクロールできます↓)
品名 | ナイスカットミル・ナイスカットG (スタンダード) | みるっこ (ちょっと高い) | デロンギ (1万円以下) |
サイズ幅 | 120mm(w)×218mm(D)×337mm(H) | 165mm(W)×245mm(D)×360mm(H) | 135mm(w)×195mm(D)×275mm(H) |
重量 | 2,3kg | 5.0kg | 1.5kg |
ホッパー容量(受け缶) | 50g | 200g | 250g/110g |
カラーバリエーション | ・アイボリー ・クラシックアイアン(グレーっぽい) ・ナイスカットミルはシルバー | ・ブラック ・レッド ・イエロー | ブラック |
セット内容 | 本体 ・ミルブラシ | 本体 | ・本体 ・ミルブラシ ・メジャースプーン |
おすすめの抽出方法 | ドリップ向き | ドリップ向き | ・ドリップ ・エスプレッソ |
できないこと | エスプレッソ用の極細挽き | エスプレッソ用の極細挽き | |
豆の粉砕方法 | カット式 | グラインド式・臼刃 | コーン式 |
粉砕能力 | 100g/分 | 250g/分 | 記載なし |
特徴 | 微粉が少ない | カット式よりも微粉が少ない | 14段階の挽き目に対応 |
価格 | 21,000円前後 (2019年6月現在) | 44,000円前後 (2019年6月現在) | 8,000円から9,000円 (2019年6月現在) |
商品リンク | Amazonでみる | Amazonでみる | Amazonでみる |
- 1番のおすすめ、エスプレッソは飲まない(マキネッタはいける)→ナイスカットミル
- 値段は気にしない+エスプレッソも飲みたい→みるっこ(カット式)
- 1万円以内で使い勝手が良い→デロンギ
ナイスカットミル(G)が一番おすすめではありますが、人によっては好みも用途も変わります。
おすすめの電動コーヒーミルまとめ
- コーヒーにどれだけハマっているか
- どれくらいお金をかけることができるか
- エスプレッソを飲むかどうか
この辺の違いで、選ぶべきコーヒーミルは変わってきます。
ハマればハマるほど良い器具が欲しくなるので、いきなり高い器具を買っても良いんじゃないか…とも思うんですけどね。僕自身ビビリなので、一番最後に紹介したプロペラ式から始めたんです。でもハマったらやっぱり物足らなさは感じます。
お店と比べて全然おいしくないと感じ始めてしまうんですよね。
コーヒーをおいしく淹れるための要素は
- コーヒーの生豆
- 焙煎の技術
- 抽出の技術(テクニック)
- 豆や水の分量
などさまざまですが、
コーヒー豆を均一に挽けているかも重要です。なので、やはり最初から高機能なナイスカットミル以上を買っていただきたいところではあります…でもお値段的にもね…
いきなり2万円も出さないといけないなんて、コーヒーを始めるハードルが高すぎます。なのでいろいろ紹介してみたというわけです。
でもナイスカットミルくらいのレベルはやっぱり最高です。
ご自分にあったコーヒーミルを見つけて楽しいコーヒーライフを。