今回は『カリタ ナイスカットミル』のお手入れの方法(掃除)について写真付きでご紹介していきます。
全く掃除をしたことがない方、買ったばかりで初めてコーヒーミルを掃除するという方の参考になればと思います。
それでは[掃除をするタイミング→掃除方法]という流れで写真も貼りながら説明していきます。
まずは掃除前と掃除後の比較から
購入を検討しているのにこのページにたどり着いてしまった方は下の記事からご覧ください。
▼必要な道具
目次
ナイスカットミルはどれくらい使ったら掃除をすればいい?
まずはナイスカットミルを掃除をするタイミングについて。
「何週間、何ヶ月使ったら掃除をしましょう!」ということはありません。ただ、1ヶ月に1回はやっておいたほうが良い気はしています。できればもっとこまめに。(僕は基本2週間に1回)
なんとなくですが、「そろそろ掃除しないとヤバいな」というタイミングはあります。
掃除したほうが良い気がするタイミング
- コーヒー豆の挽き目にばらつきが出てきた
- いつもの味と違う
- ダイヤルを回すと詰まった感じがある
- 挽いているときの音が違う(豆が詰まっているような感じがある)
これらのことは使い続けていると感じ始めますが、ここまでなるとあまり良くないです。
あまり放置すると不衛生ですし味も変わりますので、こまめに掃除をしてあげてください。
ダイヤルを回して詰まった感じがあるときは、間違いなく大きな豆が砕けずに残っています。
“2のいつもの味と違う”についての補足
同じコーヒー豆で豆の量・水の量・淹れ方が安定していると気付きます。
僕の場合最近はフレンチプレスで淹れているので気付きやすいです。
それではお手入れ方法について解説していきます。
カリタ ナイスカットミルのお手入れのやり方
やり始めるまではちょっと気合いが入らないのですが、やってみると意外と簡単なので安心してください。
いろいろやり方はあると思いますが、僕の場合は分解しつつ掃除です!
今回は変化がわかりやすいように、コーヒー豆が結構詰まるまで我慢しました。
衛生面でもあまり良くないと思いますので、マネしないようにしてください。
分解しながら掃除しよう!!
挽き目を調整するダイアルの左右についてあるネジを緩めて外しましょう。
小銭があれば簡単に緩むので僕は5円玉でやっています。
ネジが緩んだら簡単に外れます。
このときネジばかり気にしているとダイアルが落ちてしまいますので注意。
ダイアルが外れました。
ここにもコーヒーの粉がついていますので掃除します。フチの掃除もきちんとしておきましょう。
掃除の時に役立つのがコーヒーミルブラシ。僕は持っていませんが、似たような刷毛を使っています。長さがあるので使いやすそうですね。
ダイヤルを取り外すとこんな感じです。
この奥に豆をカットする刃があるのですが、刃の外側にも挽きカスが詰まっています…1ヶ月近く放置したのでこれはまずいですね。
中心の軸を持って少し回しながら簡単に外すことができますので、サクッと取り外しちゃいましょう。
この中が本命です↓↓
これが見たかった。見えますか?砕けていない豆が詰まっているのが!これではキレイに挽けません!
こんなのが詰まっていたら本当に良くないので気をつけてください。
ブログに書くには最高の仕上がりですが、1ヶ月ほど放置するとこれくらいになるので注意が必要ですね。
最初にも書いた、粒度(挽いた粉にばらつきが出る)が変わってくるってのはこの豆が詰まっていることが原因です。
カット刃を取り外した時に注意して頂きたいことがひとつ。
このスプリングは本当に大切なモノ。絶対になくさないでください。
これがあることによって、手前のカット刃と奥のカット刃の間に隙間ができています。
スプリングをなくすときちんと豆を挽けなくなります。
▼なくなったらこれを買ってください。
手前のカット刃を外すと奥まで見ることができます。やっぱりここも挽きカスだらけ。
ここもきっちり綺麗にします。
ついでに上の豆を入れるカップも洗っておきます。
カップを取り外すと…
ここもやっぱり汚れています。お手入れが必要な箇所はこれくらいで終わりです。
お手入れ(掃除)の結果
掃除をしてみた結果、今回はこれだけの挽きカスや砕けていない豆が出てきました。
今までで一番詰まっていたと思います。直前に豆を挽いているので粉は仕方ないとして、豆がこれだけ出てきたのにはさすがに驚きです。
本体のほうは結構綺麗になったと思います。
ちょっと粉が見えますが、このあと取り除きました。
掃除後の組み立て
組み立ては簡単ですが、手順を間違えないように詳細を書いておきます。
まずはスプリングが入っていることを確認して。
装着!なんですが、この状態ではまだ完全に入りきっていません。
少し右に回しながら入れていくと…
ピッタリな場所が見つかってすっぽり。奥まで入っていなければ閉まりません。
ダイヤルの横のネジを締めて組み立て完了です。
組み立て時の注意点
- スプリングを入れ忘れないこと
- ダイヤルの上下を間違えないこと
繰り返しになりますが、スプリングがないと動きません。
この2点は注意が必要です。
組み立てた後には、余分な粉を取り除くためにいつも少しだけ「空回し」をします。これにより、ちょっとだけ粉が落ちてきました。
これでナイスカットミルのお手入れはすべて完了です。
ナイスカットミルの分解、掃除方法まとめ
ナイスカットミルの掃除は意外と簡単です!
たくさん粉が詰まっていて驚いたかもしれませんが、1ヶ月くらい置いておくとこれだけ詰まるということを覚えておいてください。
おいしいコーヒーを飲むためにもコーヒーミルのお手入れには気を使いましょう!!
道具を大切にして楽しいコーヒーライフを!
- 分解しながら掃除する
- 豆そのものが詰まるほどは放置しない
- スプリングは大切に!
▼掃除をしても調子が悪い、さらには買い替えも厳しい。という場合は替刃を試してみてください。