3年ほど前から欲しかったコーヒーカップをようやく手に入れました。
【デザイナー→有田焼で修行→自分の釜】
という経歴を持つ城戸雄介氏が手がける『ONE KILN』
地元福山のHAC by Wonder Mountainというオシャレすぎる雑貨屋さんで見つけ、一目惚れをしてしまっていたんですが、月日が流れてしまい…
正直忘れかけていて、ふとした瞬間に急激に欲しくなってきたので速攻買いました。
欲しいと思っていたのは随分前のことですが、箱を開けカップを見た瞬間「これこれ!買ってよかったわー」と当時の熱量も戻ってきて本当に買ってよかった1点です。
マグカップ(取っ手付き)と悩みましたが、
- 結構高い
- 夫婦でふたつ欲しかった
- 奥さんは取っ手がないほうが好きだったらしい(後付けw)
ってこともあり、取っ手なしのコーヒーカップ(プチカップ)を選びました。
目次
釉薬(ゆうやく)に使ったのは身近な火山灰
ONE KILNは鹿児島のブランドです。鹿児島といえば桜島。
前職は鹿児島に行く機会も度々あったので、思い出しながら書いてみます。
火山灰が日常的に降っている鹿児島は「火山灰予報」のような天気予報とは少し違う気象予報があったのをなんとなく覚えています。
車のフロントガラスに火山灰が積もることもありました。
鹿児島の方からすれば日常茶飯事で、気にしているのかいないのか。その辺は定かではありませんが、城戸さんは製作している時に困っていたそうです。
いつの間にか白い粉が混ざってしまっていろいろ試行錯誤をする日々が続いていたみたいなんですよね。
結果、逆の発送で釉薬に混ぜてしまうという選択したのが、このONE KILN。
…
という話をHAC(雑貨屋)の方はしてくれるんですよね。興味津々にモノを見ていると、静かな声で説明してくださるんです。スタッフさんがすごく詳しいんだけど押し売りじゃなく。
そりゃ欲しくなります。
モノは背景を知れば知るほど欲しくなるし、熱量を知ればもっと欲しくなる。だから、やっぱり昔欲しかったモノでも、思い出すと欲しい気持ちが加速してしまったんです。
っていうのは物欲が抑えられなかった言い訳にも含まれているんですが、とにかくかっこいいんです。
渋すぎるデザインの『ONE KILN』
箱もかっこいいし、包まれている紙も少しだけ良い感じのやつ。
めちゃめちゃ渋いですね…!
仕上がりが違ってひとつひとつに個性があるのがわかります。
右側は模様が結構激しく残っていて、見る場所によってもかなり違う。
「こういう柄が出るんだよ」と言われても納得してしまいそうなくらい模様がくっきりと出ています。
底も好きです。綺麗。
ロゴの刻印もあります。
何を意味しているかまで聞いていなかったのでちょっと惜しいことをしました。
外側は見た目も無骨で、肌触りもざらっとしていて男らしい感じなんですが、内側は真逆。
ツヤがあるので、飲み口に触れた時の質感が下唇と上唇で異なります。
見た目はガサツな感じなのに、飲んだ時のスムーズさにギャップを感じるので飲むとまたさらに好きになってしまうんですよね。
見ために惚れて買ったのにさらに楽しませてくれる素敵なカップなんです。
朝や深夜にちょうど良いサイズ
コーヒーカップのサイズは150ml用。
およそコーヒー一杯分のサイズなので、ちょうど良すぎるサイズ感なのです。
夕食後など、たくさん飲みたい時には「HASAMI」のマグカップがあるので、150mlというサイズ感はちょっと飲みたいときには本当に最高です。
見た目からも想像できると思いますが、コーヒーだけではなく湯呑みとしてもちょうど良いんですよね。
もう少し大きいサイズがお好みであれば、
- トールタイプのマグ:200ml
- ワイドタイプのマグ:250ml
というラインナップなのでオンラインストアからお選びください。
ちなみに、奥さんは電子レンジで温めれるかどうかについてを気にしていたのですが、ONE KILNは僕が調べる限りではすべて電子レンジ・オーブン使用可となっていました。
コーヒーカップだけじゃないONE KILN
そうそう、すっかり忘れていたんですが、コーヒーカップだけではなくドリッパーやドリップスタンドもあるんです。
もともとは変わったドリッパーだなと思って目を惹かれたんですよね。
そして、鉄っぽい感じのラインナップだけでなく、少しポップでカラフルなタイプもあるので、ぜひ下のリンクも辿って見てください。(今回調べて初めて知った笑)
・・・
最後になりますが、もう一度箱をご覧ください
MADE IN KAGOSHIMAと書いてあるんですよね。
これまでのお話からも伝わっていれば良いのですが、ONE KILNからは本当に鹿児島愛が伝わってきます。
良いモノ買いました。
湯のみタイプの販売はほぼ終了してるみたいです。セレクトショップならあるかも。