【保存版】マキネッタの使い方や特徴を徹底解説!モカ好きは必見です!

【保存版】マキネッタの使い方や特徴を徹底解説!モカ好きは必見です!

2018年12月20日

マキネッタの淹れ方が難しい…こんな方も多いと思います!

  • マキネッタを買ったけど、淹れ方がわからない方
  • 淹れてみても思っていたコーヒーと違う方

僕はモカエキスプレスやブリッカを使って、ほぼ毎日コーヒーを抽出しています。

この記事では、マキネッタの使い方、豆や水の量、豆の粒度について丁寧にご説明します。初めての方でも分かりやすく、参考になる部分も多いと思いますのでよかったら最後までご覧ください!

マキネッタの淹れ方まとめ
  • 道具が足りているかチェック
  • 豆を選ぶ
  • 新品は慣らしで一旦抽出
  • サーバーに水を入れておく
  • コーヒー豆の量をはかる
  • 豆を細挽きで挽く
  • バスケットに粉をセット
  • しっかりと蓋を締める
  • 弱火にかける
  • 抽出が始まったら音をしっかりと聞く
  • 完成!
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マキネッタとは何か?

マキネッタの写真

マキネッタは直火式エスプレッソマシンの総称です。たくさん種類がありますが、今回はビアレッティ、モカエキスプレスを例に紹介します。

モカエキスプレスは、イタリアでエスプレッソ系コーヒーが主流のため、一家に一台と言われるほど人気のあるコーヒーメーカーです。

「直火式エスプレッソマシン」とも呼ばれることがあるため、勘違いされがちですが、実際にはエスプレッソとは異なる独自の味わいがある「モカ」と呼ばれるコーヒーを淹れることができます。

また、低価格で手軽に濃厚なコーヒーを自宅で楽しむことができるのが、モカエキスプレスの魅力の一つです。

価格が安く省スペースで始められる

  • 大きなコーヒー器具を置けない
  • あまりお値段をかけられない
  • エスプレッソ系のコーヒーが好き

こんな方に好まれている印象です。

マキネッタの種類と特徴

マキネッタの写真
  • 直火式で、家庭でエスプレッソのような濃厚なコーヒーを手軽に楽しめる
  • 1〜18杯用まで豊富なサイズがあり、使いやすい
  • 抽出時間が短く、手軽でブレがない
  • ステンレス製とアルミ製があるが、アルミ製がおすすめ
  • オシャレなデザインで、食卓を彩る
  • イタリアでは70%ほどの家庭で使われている
  • アルミ製なので、使い込むほどに味わい深くなる

マキネッタを使用するようになってからは、前よりもおいしいコーヒーを楽しめるようになりました。エスプレッソとは異なる独自の味わいがある「モカ」が好きな方には、ぜひおすすめしたいコーヒーメーカーです。

マキネッタをおすすめしたい方

オーストラリアのエスプレッソ屋
  • 濃い目のコーヒーやエスプレッソが好き
  • エスプレッソマシンを置く場所がない
  • エスプレッソマシンにかけられるほどのお金はない
  • 省スペースで始めたい
  • まだコーヒーにハマり切っていない
  • お試しで買ってみたい
  • アウトドアでも使いたい
  • エスプレッソ用の極細挽きができるミルがない

こんな方はエスプレッソマシンよりもマキネッタが向いています。

マキネッタの各パーツの名称と使用用途

マキネッタは直火式エスプレッソマシンの総称です。たくさん種類がありますが、今回はビアレッティ、モカエキスプレスを例に紹介します。

価格も安く、省スペースで始められます。

  • 大きなコーヒー器具を置けない
  • あまりお値段をかけられない
  • エスプレッソ系のコーヒーが好き

こんな方に好まれている印象です。

マキネッタ 部品交換


左からボイラー・バスケット・サーバーです。

  1. ボイラー:水を入れておくところ
  2. バスケット:コーヒーの粉が入るところ
  3. サーバー:抽出されたコーヒーが溜まるところ

交換用パーツについてまとめた記事もありますので、チェックしてみてください。必要に応じて劣化した部品を交換してください。

>>>マキネッタの交換用パーツ

マキネッタで抽出を始める前に必要なものをチェック

マキネッタでコーヒーを淹れる前に必要なものをリストアップしましょう。以下のものが必要です。

  • コーヒー豆(深煎りをおすすめします)
  • コーヒーミル(豆から挽く場合)
  • コーヒースケール
  • 五徳やヒーティングプレート(ガスコンロで加熱する場合)

深煎りのコーヒー豆を用意する

マキネッタにおすすめのコーヒー豆

マキネッタで使用するコーヒー豆は深煎りがおすすめです。中煎りの豆を使用すると、エスプレッソっぽい味わいが出ない可能性があります。

また、豆から挽く場合は、コーヒースケールコーヒーミルが必要です。

illyはマキネッタにおすすめのコーヒー豆の一つです。コーヒー豆の選び方については以下の記事も参考にしてください。

下の記事でおすすめのコーヒー豆を紹介しています。

ガスコンロ or IHで用意するモノが違う

マキネッタはガスコンロで加熱するため、五徳かヒーティングプレートを用意する必要があります。マキネッタの底面のサイズが通常のガスコンロよりも小さいため、五徳かIH用のプレートを使用します。

IH裏技(マキネッタ編)

また、IHを無理やり使用する方法もあります。マキネッタとやかんを半々で置いて、やかんを加熱しながらマキネッタにも熱が伝わるようにすればIHでも使用できます。

五徳やヒータープレートについては以下の記事も参考にしてください。

>>>マキネッタをガスコンロで使うには五徳、IHで使うにはヒーティングプレート

▼IH対応のマキネッタを買うのもあり!

新しいマキネッタはすぐに飲まず慣らし抽出を

マキネッタを使い始めると、新品の場合、アルミ独特の香りがします。この匂いを取るために、最初に淹れて捨ててを繰り返すことが必要です。飲んでも害はないので、安心してください。

また、使い始めの3~5回程度は、古いコーヒー豆や安い豆で練習することをおすすめします。淹れては捨てて…を繰り返すことで、慣らしを行うことができます。

マキネッタ用のコーヒー豆と水の分量

マキネッタの種類水の量粉の量
2カップ100㏄12~15g
3カップ150cc19~21g
4カップ200cc25~28g
6カップ300cc39~42g
ブリッカ80cc20g

注意点として、好みもありますので、粉の量はおおよそで書いています。多すぎると蓋を締めづらくなり、抽出中に漏れてしまうことがあるため、注意してください。

  • 粉の量は少なすぎず、多すぎないように調整が必要
  • コーヒー豆の挽き具合は細挽きが望ましい
  • 淹れる前にマキネッタを数回使い込んで金属臭を取る必要がある
  • 抽出中に粉が漏れる場合は粉の量が多すぎる可能性があるため注意が必要

となります。また、豆の焙煎度や挽き具合、好みの濃さによって微調整が必要です。1杯分につき7~8g程度を目安にして変えてみてください。

>>>マキネッタの分量まとめ

マキネッタの使い方、淹れ方手順

マキネッタ 使い方

作り方は豆の挽き方・水の量が人によって違う部分もあります。

僕はおいしいコーヒーがしっかりと抽出されれば問題ないと思っていますので、分量は好みを探し当ててください。

サーバーに水を入れておく

マキネッタ 使い方

水の量は3カップの場合150mlくらい。160ml・170mlも試したことがありますが、僕は150mlが好きです。

アイスコーヒーやアイスカフェラテにする場合は100cc。豆の量は変えずに水の量だけ減らしています

スケールや計量カップがない場合は、圧力弁を超えないようにしてください。(圧力弁はボイラーについているポッチ)

コーヒー豆の量を計る

HARIO コーヒースケール

豆をセットするために、最初に量をはかります。豆の量は3カップに対して20g。  18gで作っている方もいますので、18g〜20gくらいでちょうど良いと思います。

豆の量はいつも同量に保つことでおいしいコーヒーを安定して淹れられます。

豆を細挽きで挽く

マキネッタ 使い方

直火式エスプレッソマシンとは言いますが、マキネッタで淹れたコーヒーは「モカコーヒー」という名称です。

豆は細挽きである必要はありません。バスケットに粉が詰まってしまって、抽出が始まらない可能性があるため、細挽きで挽きます。

ナイスカットミルなら1番です。

お店で挽いてもらう場合は細挽きを指定します。スタバの場合は3~5番が細挽きだそうです。

>>>マキネッタ用の豆はお店で細挽きに挽いてもらう

バスケットに粉をセット

マキネッタ 粉 分量

コーヒー豆を挽いたら粉をバスケットに入れていきます。綺麗に平らにするか少しこんもりさせるかが好みで別れますが、僕は少しだけ多めにしています。

粉 分量

ちょっと大袈裟にしていますが、こんな感じでセットする方もいました。

豆をセットするときの注意点
  • 豆を押し込まない(エスプレッソのようにタンピングしない)
  • サーバーが締まらないほどの量は入れない
  • バスケットのアルミ部分に粉が乗らないようにする

この点を注意しなければお湯が上がって来ず、コーヒーを抽出できないトラブルになります。

しっかりと蓋を締める

マキネッタ洗浄

グイっと締めてください。
しつこいですが、しっかりと締まっていなければコーヒーが漏れてしまいます。

火加減はできれば弱火でコトコト。僕は中火~強火

マキネッタ 電気コンロ

弱火~中火でゆっくりと抽出していきます。朝急いでいるときは強火でやってしまっていますが今のところ問題ありません。

余談:ガスコンロかIHで使うというお話を前述しましたが、電気コンロで使えます。モカエキスプレスもブリッカもこの方法で我が家では使っています。

抽出時間や火を止めるタイミング

マキネッタレシピ

※撮影用に開けていますが、飛び散ることもありますので開けないでください。

抽出時間は火の強さにもよりますが中火だと4分程度でできます。強火の状態でしたら、3分くらいで上がってきています。

抽出が始まったらかすかに音が聞こえてきます。

この時点ではほとんどわからないのですが、抽出が終わった頃にはコポコポと音がなります。気づかず放置するとコーヒーが焦げ付いてしまうので注意してください。

完成!

マキネッタ 使い方

これで完成です!

グラスが曇ったので写真はこんな感じで!おいしいエスプレッソ(モカコーヒー)ができました!

>>>マキネッタで淹れるときのコツまとめ(チェックポイント)

マキネッタでアレンジできるコーヒー

マキネッタはアレンジも楽しめます。抽出後にストレートで飲むと「苦っ」と驚くかもしれません。でも、砂糖なしのストレートエスプレッソを飲んでいる人にとっては大丈夫です。

>>>マキネッタが苦いなと思ったときに読む記事

飲めるコーヒーの種類

モカは高濃度で抽出されるためすごく苦いです!エスプレッソをなにも入れずに飲むのも良いですが、こんなコーヒーを作ることができます。

  1. エスプレッソ(モカコーヒー)
  2. アメリカン(カッフェアメリカーノ)
  3. アイスアメリカーノ
  4. カフェラテ
  5. アイスカフェラテ
  6. カプチーノ

カプチーノ以外は試しているので下の記事にレシピをまとめました。僕は断然アイスカフェラテ派です。

>>>マキネッタ(モカエキスプレス)で淹れるコーヒーレシピまとめ

マキネッタでクレマは出せるのか

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マキネッタやモカエキスプレスではクレマがほとんど出ませんが、ブリッカという高圧の直火式エスプレッソマシンではクレマが出ることがあります。

クレマを作るためには、しっかりとした作りと高圧が必要です。

  • マキネッタやモカエキスプレスではクレマがほとんど出ない
  • ブリッカは高圧の直火式エスプレッソマシンでクレマが出ることがある
  • クレマを作るためには、しっかりとした作りと高圧が必要

>>>ブリッカについて

マキネッタの洗浄方法、手入れ

マキネッタの洗い方

マキネッタの洗い方は洗剤は使わず、水洗いでOKです。使い込むほどに美味しいコーヒーが淹れられるようになります。

洗剤を使わずに洗おう

マキネッタは洗剤を使っての洗浄はNGです。そのため、なるべく早めに洗うことをおすすめします。洗剤を使えないということは、手間がかかってしまうと感じるかもしれませんが、使い込んだマキネッタは良い味が出るようになります。

道具を育てる感覚で洗おう

2台目のマキネッタを買ってみて、使い込んだマキネッタの使いやすさを感じました。道具を育てる感覚で洗剤を使わずに洗浄し、綺麗な布で磨いてください。

>>>マキネッタのお掃除(洗浄)方法

マキネッタで覚えておきたいおすすめの淹れ方まとめ

マキネッタの淹れ方まとめ
  • 道具が足りているかチェック
  • 豆を選ぶ
  • 新品は慣らしで一旦抽出
  • サーバーに水を入れておく
  • コーヒー豆の量をはかる
  • 豆を細挽きで挽く
  • バスケットに粉をセット
  • しっかりと蓋を締める
  • 弱火にかける
  • 抽出が始まったら音をしっかりと聞く
  • 完成!

マキネッタを使ってコーヒーを淹れる方法やその特徴について紹介しました。 淹れ方に悩んでいる方や、コーヒー豆にもっとこだわりたい方は、ほかの記事も参考にしてみてください。 マキネッタは、手軽に本格的なコーヒーを楽しめる優れた道具です。 少し手をかけるだけで、毎日のコーヒータイムをもっと素晴らしいものにしてくれます。 ぜひお試しください。